水出し紅茶を作ってみました。茶葉がたくさん余るので。。。。
さて、私は20代のころ、税理士事務所で丁稚奉公をしていました。
その頃の先輩と今でも深い親交があります。
ことあるごとに焼肉に行って愚痴を言い合う良い先輩でした。当時は、残業=勲章でした。ですので、私もたくさん残業をし、たくさんのことを学びました。
先日、そんな先輩と久しぶりに先輩とお昼を共にしました。すると先輩が「今は、税理士事務所も脱残業で誰も残業しないんだぜ。」と教えてくれました。衝撃!でした。
いわゆる丁稚奉公で技術を盗むという時代は終焉を迎えたのだとつくづく思いました。これからは、私も見習って自分自身の過剰労働を見直さなければ・・・と思った瞬間でした。
さて、本題です。
Q S50に買った土地をこの度売却しました。譲渡所得の申告をしようとしたのですが、買った時の値段が分かりません。どうしたらよいでしょうか?
A 当時の地価の調査をすることが一つの解法となることがあると思います。
私の方法は、まず、県庁の地価調査の担当窓口に行きます。
事前にアポを入れ、地価調査要覧を閲覧させてもらいたい旨伝えます。
そして、訪問。
次のような調査をします。
①(担当者がサービスで提供してくれたら・・・)市町村平均での土地の時価変動率の時系列データを教えてもらいます。
②地価調査価格要覧を閲覧し、地価調査と地価公示のポイントを調べ、似通った場所の土地の時価と時価の変動率を調べます。
→この際に、類似した複数のポイントを調べ、平均を取るというようなこともします。
③途中で地価調査と地価公示のポイントの改廃が起こっている場合には、代替として新しくポイントとなった土地との間の類似性を確認します。
以上のようなことをすると・・・概ね、S50ころの土地の値段が分かってきます。
市町村合併の影響で①の方法では、時価変動率の合理的な数値はつかみにくくなっています。
②③の合わせ技が大切と思います。
→最近は、インターネット上で地価調査の時系列データをみることができます。
しかし、多くの場合、長い年月の間で地価調査ポイントが変わっていて時価変動率の連続性が確認できません。
その際には、アナログなのですが、地価調査要覧の閲覧(類似ポイントの時価変動率の調査)が有効だと思います。
その後、この数値と次のブログの数値の間で整合性確認をしていくのですが、、、、、
ここから先は、次のブログを参照ください。→取得価額が不明な場合
執筆 公認会計士・米国公認会計士・税理士 金田 充弘