子供の遠足がある際に、おやつ300円分を準備するのは私の仕事です。
「300円までだよ~。」と言って、子供をお菓子売り場に連れていきます。
300円分もお菓子を買い与えることはほとんどありませんので、子供にとってはうれしい時間なようです。
グミとかラムネとか、化学的なお菓子が次々とかごに入っていきます。
「お菓子の値段を足していきなよ~。」
というと、1円の位が足しづらいとぶつぶつ言っています。
最終的に300円を握らせて、子供だけでレジに。
足りなかった時は・・・私の出番です。
しばしば300円を超えたり、300円を大幅に下回ったりということがあります。
たぶん、スーパーのプライスタグの消費税の税抜表示が原因だろうと思います。
税制改正で「消費税込みの小売価格表示が義務付け」られましたが、消費税増税時の事務手間を考慮して、H33.3.31までは税抜表示も許容されているため、子供たちは税抜価額しか見れない状況になっているようです。
300円を1.08で割ると277円。
277円を目指してお菓子を買いなさい・・・と言う訳にもいきません。
自分達が子供だった頃よりも、23円分もお菓子予算はタイトになっているのだなあ・・・と思いました。
消費税の増税は子供の楽しみにも影響を与えているようです。
増税自体に対する意見は差し控えますが、お小遣いの予算は税抜300円がいいですね。
公認会計士・米国公認会計士・税理士 金田充弘